思うこと PR

西日本豪雨

被害で亡くなった方の情報が新聞に出ていて、それを見ているとやはり高齢者がとても多いと感じる。

訪問介護を長いことやっていたせいか、こうした災害があると高齢者や障害を持つ人たちのことがとても気にかかる。

ベッドに寝たきりの人とか車いす生活の人とかは人の手を借りなければ避難もできないし、とは言え、家族の人だって自分ひとりが逃げるだけでも大変なのに、いったいどうやって彼らを助ければいいのか…。

私が訪問していた利用者さんたちの顔が次々浮かんで、もしここで今回のような災害が起こったら、あの人もこの人も無事でいられるだろうか…などと考えては身震いしている…。

四肢麻痺、半身麻痺、ALS、パーキンソン病、認知症など、介護の必要な人たちにとってこうした大きな災害は生命の危機だ。
いや、健常者にとってもそうだけれど。
ただ自力で動けない人たちは逃げるという選択肢すら奪われてしまう。
サポートが受けられない人はいったいどうすればいいのか…。

まさかここまで被害が拡大するなんて思っていなかった。
Twitterでは実際に被害に遭われている人たちのツイートもたくさん目にし、その悲惨な光景が目に胸に痛い…。

私の生活は何も変わっておらず安穏とした日々が続いているのに、同じ日本で同じ時刻に水道も使えず食事も入浴も制限され、この暑い中で土砂やがれきの処理に追われている人たちがいる。
命を落としてしまった人も大勢…。

どうにもこうにも居たたまれない、、
地震や津波や豪雨。
自然は人間の生活なんておかまいなしだ。
備えるしかないのだろうけど、限度もある。
100%の安全なんてこの世にはないことを痛烈に思い知らされる。

どうか少しでも早く被災地のライフラインが復活しますように
悲しい思いをする人がこれ以上増えませんように

 

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  1. ホーホケキョ より:

    この度の豪雨で尊い命を亡くされ、いまなお、多くの行方不明の方々、避難生活を余儀なくされている皆様へ寄り添う言葉しかございませんこと、お許し下さい。
    被害に遭われた独居の方、介護が必要な老齢の御夫婦、その中には在宅医療を受けていた方もいらっしゃったかもしれません。
    ご本人やご家族が不安と緊張の連続で、その厳しい時間をどう過ごされていたかと考えるだけで胸がいっぱいになります。
    豪雨や地震など、どうにもならないことを突きつけられたら、判断を下せない自分がそこにいます。
    わたくしは長いあいだ、両親の介護に身を置いてまいりました。災難に遭った時どう逃げるか、どう対処すべきか、頭では考えていましたが、いざその場になったら出来ることは少ないでしょう。
    動けない、動かない人をどう助けられるのか。やはり複数人の力です。
    しかし、夜半だったり豪雨で外出不能ですと自分一人でできることに限られます。厳しい現実を突きつけられます。
    どうしたら人としての責務を果たせるのか、考え続けなければなりません。

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  2. 歩子 より:

    ホーホケキョさん。
    在宅医療もそうですね……こうした有事の時はいったいどうなってしまうのか…。
    サポートする側だって自分たちが避難するだけで精一杯ということもあると思いますし。
    幼い子どもを抱えたお母さんとかも。
    やるせない気持ちになりますよね…。
    そうですか、長くご両親の介護をされていたのですね。
    私はヘルパーの立場から利用者さんのご家族にも多く接してきましたが、介護する相手がいる暮らしというのは本当に大変だと身に沁みています。
    私は仕事で介護をやっていましたが、自分の親を同じように面倒みれるかと言ったら、とても無理なんじゃないか…という気がしています。
    ご家族の方が精神的に参ってしまうケースを多く目にしているので…。
    そうですね、、現実は本当に厳しいです。
    気持ちだけでは救えません。
    実際に手を貸せるかどうか、救える状況かどうか。
    自分だったらどう行動するのか、こうした災害が起こるたびに胸に問われているような気がします。

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